OR-12の仕上げを説明させて頂きます。
 仕上げの方法としてはやはり職人さんによって違いがあります。
 ここでは私が教わった方法で説明致します。
 キャスト(鋳造)から戻ってきた状態のリングです。
 バレル研磨でこのようになりました。
 バレルは磨くのとキャスト後の地金を締めるという
 役割があります。
 模様の部分はピンが入らないので白くなったままです。

 オマケ・・
 たしかにバレル研磨は研磨と言うだけあり光らせることが
 出来ます。しかし最近では磨きはバレルだけやっておしまいという方も
 おられるみたいですが良いか悪いかは別にして
 個人的な意見を申しますとハッキリ言って手抜きです。
 きっちりと磨いたうちには入りません!!
 芯金と木づちを使って形を整えます。
 リングの内側が盛り上がっていたりする場合は
 先にヤスリで整えておきます。
 内側の形を整えるのと
 同時に、ふき上がりの状態
 だと表面があれているので
 ヤスリを使って一皮剥きま
 す。

 ヤスリ掛けの様子です。
 左が良い例で動作が大きく
 速いです。
 右は悪い例で動きが遅く
 細かくヤスリを真っ直ぐに
 動かしています。(動画左
 2.04MB、右:2.17MB)
 
 ヤスリをかけた後
 ドラムサンダー(#160)を
 かけます。
 表側も内側と同様に細かめのヤスリで一皮剥いてから
 ドラムサンダー(紙ヤスリ)で整えます。
 模様が薄くなったりバリがあったりするので
 リューターを使って入れ直します。
 その後、白く残っていた
 ところを真鍮ブラシ等を
 使ってきれいにします。
 
 順序がおかしいと思われる
 かもしれませんが
 先に光らせてしまうと
 模様がわかりにくくなる
 ので自分のやりやすい
 ようにやっています。
 #600のサンドペーパーと
 茶色のシリコンポイントを
 使ってきれいにします。
 そして、石留めとなります。
 石留めの前に燻して
 あります。

 後から燻す方が良いの
 かもしれませんが
 石の色合いに影響が
 あるかもしれないので
 先に燻してから石を置く
 座の部分は磨いて
 おきます。
 石留め後、フェルトポイントと粗めの研磨剤(白棒)を使って
 磨いていきます。

 石留めがある場合には、石が留まってしまいその石が
 じゃまになって周囲が磨けなくなってしまう場合は
 前もって白棒のところまでは磨いておきます。
 
 表側も同様にフェルトポイントやフェルトバフを使い磨きます。


 
 最後に布バフやセーム豆バフにウィノール(金属クリーナー)を
 つけて磨き上げます。
 
 本来なら仕上げようの研磨剤を使うところなのですが
 シルバーは光りにくいのでウィノールを使うようになりました。

 余談ですが、仕上げの姿が映っています。

 龍もきれいになって喜んでいます。
 ということで、いかがでしたでしょうか?

 本当に仕上げの方法は人それぞれ違います。本なんかに紹介されているキャスト上がりのものを
 真鍮ブラシとウィノールだけを使ってはい、おしまいという方法はあれで合っているのかと言われると、
 えぇんでないの!としか言いようがありません。
 それで満足な人はそれでいいのでは・・と思います。

 光らせるのに研磨剤を使い人もいればヘラを使う人もいます。
 まあ、十人十色ということで良いのではないでしょうか。。。

 買い手側が気に入ればそれで良し!!ということで・・。
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仕上げ・・

リングの仕上げをの説明をしております。おまけで石留めもあります。